フリービットが大幅３日続落、１８年４月期は大幅営業増益見通しも市場予想を下回る◇

　フリービット<3843.T>が大幅３日続落となっている。９日の取引終了後に発表した１８年４月期の連結業績予想で、売上高４００億円（前期比１３．６％増）、営業利益２０億円（同５１．４％増）、純利益１億円（前期１億５０００万円の赤字）を見込むものの、営業利益で２８億円前後を見込む市場予想を下回っていることから、失望売りが出ているようだ。

　既存事業のモバイル事業やアドテクノロジー事業が継続的に成長すると見込んでいることに加えて、前期に取得した連結子会社が寄与する見通し。新規事業の立ち上げによる先行費用などはあるものの、それらを吸収して大幅増益を見込んでいる。

　なお、１７年４月期決算は、売上高３５２億２２００万円（前の期比２４．１％増）、営業利益１３億２１００万円（同３０．６％減）、最終損益１億５０００万円の赤字（前の期５億５３００万円の黒字）だった。モバイル事業とアドテクノロジー事業の伸長やマンションインターネットの純増で売上高が大きく伸長したが、子会社フルスピード<2159.T>の債権未回収の影響やヘルステック事業の先行投資などがかさんだ。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）