大手総合研究所、ドイツ・メルケル首相の続投に黄色信号
みずほ総合研究所は24日、9月24日に予定されているドイツ連邦議会(下院)選挙に絡み「メルケル首相、続投に黄色信号」とのリポートを発表した。ドイツの首相は同議会選挙で決まるが、これまでは「メルケル首相が率いるCDU(キリスト教民主同盟)が勝利、同首相が続投」が優勢だった。しかし17年1月にSPD(社会民主党)党首の交代が発表されシュルツ氏がSPD党首に就任したことで大きな転換が発生した。シュルツ氏の支持率がメルケル首相を上回り政党支持率もSPDがCDUを上回り、さらにSPDへの入党希望者が大幅に増加している。
シュルツ氏の人気の背景には「分かりやすい性格」「挫折から立ち直ったという経歴への共感」があるとされる。シュルツ氏は欧州議会の経歴が20年超と長いことから「Mr.Europe」と呼ばれる。メルケル政権がすでに11年続いていることへの国内における倦怠感に加え、欧州共通にある「移民・失業・難民」問題への不満は根強い。今年は、欧州は選挙の年となる。4月以降はフランスの大統領選に注目が集まる。EUの枢軸であるドイツ・フランスのどちらかでも政権が揺らぐことは、大きな変動をもたらしうる。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
シュルツ氏の人気の背景には「分かりやすい性格」「挫折から立ち直ったという経歴への共感」があるとされる。シュルツ氏は欧州議会の経歴が20年超と長いことから「Mr.Europe」と呼ばれる。メルケル政権がすでに11年続いていることへの国内における倦怠感に加え、欧州共通にある「移民・失業・難民」問題への不満は根強い。今年は、欧州は選挙の年となる。4月以降はフランスの大統領選に注目が集まる。EUの枢軸であるドイツ・フランスのどちらかでも政権が揺らぐことは、大きな変動をもたらしうる。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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