チエルは大幅反発、教育ソフト開発の東大英数理教室を買収

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/03/14 09:14
 チエル<3933.T>が大幅反発となっている。13日の取引終了後、教育用ソフトウエアの企画・開発を手掛ける東大英数理教室(東京都文京区)の全株式を取得し、子会社化することで基本合意したと発表しており、業容拡大への期待感から買いが入っているようだ。

 東大英数理教室は、教育専門のソフトウエアハウスで、小学校、中学校、高校向けのドリル型のデジタル教材をはじめ、自社制作の教育素材集や、スマホ・タブレットに対応した教材システムの開発・制作を行っている。今回、東大英数理教室を子会社化することで、教材配信分野に膨大なデジタル教材資産を取り入れることができるほか、技術交流や製品企画、マーケティングの協業を通じて、一層の製品開発力・企画力の向上、並びに小学校から高校までの学校教育ICT事業基盤のさらなる強化が図れると判断したという。

 また同時に、学校のシステム運用・監視などのパッケージソフトの開発・販売を手掛けるコラボレーションシステム(福岡市博多区)と資本・業務提携すると発表したことも好材料視されているようだ。コラボ社は、大学におけるICT化の進捗に伴う校内システムの監視・運用の分野において「クラスビュー」「ロストガード」などの製品を展開する企業。今回の提携により、チエルの高校・大学市場向けのソリューション分野の強化が期待できるという。なお、この提携に伴い、チエルはコラボ社株式140株(所有割合20%)を3月15日付で譲受するとしている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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