【売り】㈱デ・ウエスタン・セラピテクス研究所（4576）信用規制解除で連騰だが、すでに利益確定売りが先行か= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】㈱デ・ウエスタン・セラピテクス研究所（4576）

プロテインキナーゼ阻害剤の開発技術を元に創薬事業を行うバイオベンチャー。

■注目理由
2月14日に決算を発表。
平成28年12月期（平成28年1月1日～平成28年12月31日）の業績は、売上高+171.8％と増収ながら、経常利益は△3億円（前年同期非連結は△2.2億円）で赤字幅拡大。
29年12月期の業績予想は連結最終損益が△14.4億円(前期は△2.5億円)に赤字幅が拡大する見通しと発表しており、やや苦戦しているようだ。

6日、東証が7日売買分から同社に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50％以上［うち現金20％以上］とする)を解除すると発表しており、7日時点で4連騰となった。（出典：2017年3月7日　株探ニュース）
しかしながら翌8日は大きく下落しており目先は利益確定売りが続く可能性も考えられる。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いと考えられるだろう。
また3月8日終値時点でPBRは5.97倍となっており、業種平均と比べて割高感がある。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。