【売り】㈱エボラブルアジア(6191)東証一部への市場変更に向けた保有株売却で連日急落。しばらく様子見が無難か= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/02/19 18:36

■注目銘柄:【売り】㈱エボラブルアジア(6191)

「One Asia」をビジョンに掲げ、オンライン旅行事業、訪日旅行事業及びITオフショア開発事業の3つの事業を営む企業。

■注目理由
2月14日に決算を発表。
平成29年9月期第1四半期(平成28年10月1日~平成28年12月31日)の業績は、前年同期比で売上高+44.3%、経常利益は+45.0%で増収増益に着地。
しかしながら通期計画に対する経常利益の進捗率は前年同期の24.3%を下回る20.9%となっており、やや苦戦しているようだ。

16日引け後、同社は東証一部への市場変更に向けた株式の流動性の向上のためとして、主要株主で取締役会長の大石崇徳氏および吉村ホールディングス株式会社(代表取締役社長吉村英毅氏の資産管理会社)から両者合計で152万7700株(発行済み株式数の9.2%)の売却が同日付で行われたとの報告を受けたと発表、これにより需給関係の悪化が警戒されている模様だ。(出典:2017年2月17日 モーニングスター)
チャートを見ると、株価は15日の高値3920円を天井に急落、株価が25日移動平均を下回っており目先は軟調傾向が続く可能性がある。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いと考えられるだろう。
また2月16日終値時点でPERは95.34倍、PBRは23.18倍となっており、割高感がある。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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