[1月16日版]いま買うのは止めとけ!? これが今日の危険株だ!

著者:中原良太
投稿:2017/01/14 17:35

これからの急落に注意!

【日本サード・パーティ(2488)
同社が総括サポート契約を締結しているNVIDIA社の時価総額が急拡大したと報じられており、同社への注目度が高まっています。昨年11月には600円近辺を推移していた同社株は、一時1600円まで2.5倍以上の価格にまで上昇しました。これまでの急激な株価上昇により、短期的には過熱感が出てきたか。利益確定の売りが優勢となる可能性も考えられますので、動向に注意しておきたいところ。

リネットジャパングループ(3556)
12月に上場して以降連騰が続いていましたが、1月11日に5860円をつけて以降、株価下落が続いています。一旦、6000円が心理的節目となり、天井打ちした様子です。しばらくは上値が重い状況が想定される上、今までの株価上昇が急激だっただけに、反動が怖いところ。今後の動向に注意。

【UMNファーマ(4585)
アステラス製薬がワクチンの共同事業契約の解約権を行使したと発表。これを受け、同社株はストップ安が続きました。既に株価は半減しています。しばらく値動きの荒い状況が想定されますので、押し目を狙うのもハイリスクか。様子見が無難と考えられます。

メタップス(6172)
AI関連銘柄として注目を集めていますが、今までの急伸が強烈だったこともあり、先週は反落となりました。短期的には売り優勢の局面か。一旦は利益確定が強まる可能性も考えられますので、今後の動向には注意しておきたいところ。

ウインテスト(6721)
IoTセンサー高精度化に向けた共同研究を大阪大学と開始。これが買い材料となり、直近は急伸しています。一方、12月末以降に株価が急伸したものの、200円を天井に下落しています。上値が重い様子です。今後の反落の可能性には注意しておきたいところ。

【似たカブは過去に値下がりした!】
同社株と値動きが似た株は、翌日に急落しやすい傾向があります。具体的には、似たような株を買った場合、約60%の確率で値下がりしました。また、1トレードあたりの平均で、約1.0%の損失につながりました。(集計期間:2000年1月1日~2016年4月30日)

【これからの急落に注意!】
このシグナルは空売りできない銘柄も含まれます。ご紹介した銘柄は、過去の統計上、買い付けると急落となる危険性があります。よって、安易に買い付けるのは、とても危険です。本記事でご紹介した銘柄は、特にその可能性が高い銘柄なので、同社株への投資を考えていた方は、再考の余地があるでしょう。あなたが既にこの株をお持ちの場合は、良い手仕舞いどきかもしれません!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想