【売り】㈱キタック(4707)「道路陥没多発」で関心高まりストップ高。過熱感漂い、今後急落のおそれも= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2016/11/21 18:31

■注目銘柄:【売り】㈱キタック(4707)

地質調査・土木設計を中心とする、新潟地盤の中堅建設コンサルタント。

■注目理由
8月26日に決算を発表。
平成28年10月期第3四半期(平成27年10月-平成28年7月)の業績は、前年同期比で売上高△1.0%、経常損益は△28.4%となった。
通期計画に対する進捗率は前年同期の5年平均の90.9%を下回る57.9%となっており、やや苦戦しているようだ。

チャートを見ると、株価は17日終値の250円から18日終値の330円まで32%も上昇。
18日付の日本経済新聞が「道路の陥没が全国で多発している」と報じたことなどが刺激となり、建設コンサルタントであり地下空洞調査を手掛ける同社への関心が高まっているもよう。(出典:2016年11月18日 Kabutanニュース)
値動きが速く過熱気味であり、RSIが70%以上で買われ過ぎを示していることから、今後は売りが先行する可能性があるので今は様子見しておくのが無難だろう。
また11月18日終値時点でPERは17.43倍、PBRは0.90倍となっており、過去の株価および業種平均と比べて割高感がある。
今から追いかけ買いするのは危険か。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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