ドル円、やや上値の重い展開・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/10/03 16:18

ISM製造業50回復がポイントに・・・・・

先週金曜日の海外市場では、ドイツ銀行株主導で、欧州時間には金融株の下落が続き、リスク回避の流れで円が買われ、ドル円は100.75円付近まで安値を更新する動きとなりました。

しかし、NY時間に、米当局が、ドイツ銀行に課す制裁金を従来報じられていた140億ドルでは無く、54億ドルで合意の見込みと報じられると、金融株が急反発となり、ドル円も101.40円台まで反発しました。

週明けの東京時間にも、ドル円も101円台半ばで取引を開始。しかし、EU離脱を来年3月に申請とメイ首相が表明した為、ポンド円が下落し、ドル円も連れ安して、上値が重くなっています。

この後の海外時間には、米ISM製造業景況指数が注目されます。先月は好不況の分岐点50ポイントを6ヶ月ぶりに割り込んでしまいましたので、50ポイントを回復出来るかがドルの方向感を左右しそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想