カルナバイオが3連騰、共結晶構造解析サービス提供と結晶化グレードタンパク販売で提携

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/08/19 09:21
 カルナバイオサイエンス<4572.T>が3連騰。18日の取引終了後、スウェーデンのサロミクス・バイオストラクチャーズ(ルンド市)と、サロミクス社が提供する共結晶サービスを代理店として提供する契約を締結すると発表。また、これにあわせて、カナダのイニキシウム社(ケベック州ラヴァル市)と結晶化グレードタンパク質を代理店として提供する契約を締結するとあわせて発表しており、これらによる業績への寄与を期待した買いが入っている。

 共結晶サービスは、製薬会社などが創薬研究で生み出した化合物とタンパク質がどのように結合しているかについて、共結晶を作製してX線により構造解析するサービス。カルナバイオでは、09年6月から独クレラックス社の共結晶サービスおよび結晶化グレードタンパク質を日本、中国、韓国、シンガポールおよびオーストラリアにおける独占的代理店として、また、米国およびカナダでは非独占的代理店として提供してきたが、クレラックス社の中国ウーシー社による買収に伴い、昨年6月末で代理店契約が終了していた。そのため、国内外の顧客に対して高レベルな共結晶サービスを提供するため、サロミクスと代理店契約を締結することになったという。

 また、サロミクス社は、サービスの提供に特化したビジネスモデルを採用しているため、結晶化グレードタンパク質を継続販売するために、新たにカナダのイニキシウム社と提携することになった。なお、同件による16年12月期業績予想の変更はないとしている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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