サーラが１６年１１月期最終利益予想を上方修正、期末配当も２円増額へ

　サーラコーポレーション<2734.T>がこの日の取引終了後、１６年１１月期の連結業績見通しについて、最終利益を従来予想の１８億円から９０億２０００万円（前期比４．７倍）へ上方修正した。

　７月１日付で中部瓦斯およびサーラ住宅を完全子会社化したことに伴う負ののれん発生益の計上などが要因。なお、この子会社化に伴い売上高も１３３０億円から１４８０億円（同１３．７％増）へ上方修正したが、営業利益は新たに加わるガス＆パワー事業は、下期が夏期にあたることから都市ガス需要が低下するとみられ、３０億円から１８億円（同５０．７％減）へ下方修正した。

　また、業績予想の修正に伴い、従来９円を予定していた期末配当を１１円に増額するとあわせて発表した。年間配当は１６円（従来予想１４円）となり、前期の１５円からは１円の増配となる。

　同時に発表した第２四半期累計の連結決算は売上高６５０億５０００万円（前年同期比６．８％減）、営業利益３４億３９００万円（同６．３％減）、最終利益２２億６３００万円（同１０．９％増）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）