株価は「過去の力<将来の力」で動く

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は主要3株価指数が揃って上昇した(DJIA +179.08 @36,100.31, NASDAQ +156.68 @15,860.98, S&P500 +33.58 @4,682.85)。ドル円為替レートは113円台後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,054に対して、下落銘柄数は1,029となった。東証1部の売買代金は2兆6394億円。

TOPIX +8 @2,049
日経平均 +167円 @29,777円

7~9月期のGDPが年率3.0%減少したという発表にも拘わらず、米国株の上昇もあり日経平均は続伸した。緊急事態宣言もなくなり、過去のGDPが減少していたという株価を下げる力よりも、これから将来は経済が回復するだろうという期待で株価を上げる力の方が大きい。主要企業の四半期決算発表がほぼ一巡したが、製造業を中心に総じて好決算の企業が多かった。海外投資家も11月に入ってから11月1~5日の週は現物株を3週間ぶりに買い越している。

日経平均の日足チャートを見ると、今日は上下に短いひげを引いた短陰線で終えたが2日連続で窓を空けて上昇している。目先の目標である11月4日高値@29,880円にあと少しのところまで上げてきた。

株価指数は上げたが、業種別では33業種中18業種が下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、海運(2位)、空運(3位)、鉄鋼(4位)、その他金融(5位)となった。

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