上向きの10日移動平均線の上に再浮上した

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -158.71 @35,921.23, NASDAQ +81.58 @15,704.28, NASDAQ +2.56 @4,649.27)。ドル円為替レートは114円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,697に対して、下落銘柄数は421となった。騰落レシオは99.27%。東証1部の売買代金は2兆9426億円。

TOPIX +26 @2,041
日経平均 +332円 @29,610円

フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したので、東京市場でも半導体関連銘柄が買われた。円安・ドル高が進み、輸出関連銘柄も買われた。第2次岸田政権が打ち出してきた経済対策の具体案が報道され始めた。介護・保険分野の処遇を改善する案や、中所企業支援策などが盛り込まれる見込みである。これまで新型コロナ対策で実施してきたイベント参加人数の上限を撤廃する検討にも入る。新型コロナウィルスの新規感染者が際立って少なくなってきたことで、日本経済の正常化が早まり、内需も拡大してくるとの期待が高まってきた。日本の製造業は東南アジアにおける部品の供給制約のために生産が遅れてきたが、これから徐々に回復していくとすると、売り上げ増加が見込まれ、それが株高につながる。米国株に比べて出遅れている日本株に向けて資金が動き出すか?

日経平均の日足チャートを見ると、上向きの10日移動平均線の上に再浮上した。これで短期上昇トレンドに戻った。11月4日の戻り高値@29,880円が当面の目標となる。

33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、不動産(1位)、鉄鋼(2位)、鉱業(3位)、建設(4位)、情報・通信(5位)となった。

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