与党自民党の大勝を好感して大幅上昇

優利加さん
優利加さん
先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +89.08 @35,819.56, NASDAQ +50.27 @15,498.39)。ドル円為替レートは114円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,901に対して、下落銘柄数は243となった。騰落レシオは86.1%。東証1部の売買代金は3兆2825億円。

TOPIX +44 @2,045
日経平均 +754円 @29,647円

米国株式市場では主要3指数が揃って史上最高値を更新した。さらに、週末に実施即日開票された衆議院議員選挙で自民党が単独過半数(233議席)を超えて、安定的に国会運営できる絶対安定多数である261議席(公示前の276議席よりも減少したが)を獲得した。これにより政治の安定とともに今後の財政出動などの政策に対する期待が高まったことで、景気敏感株をはじめとして幅広く大多数の銘柄が上げた。4~9月期の決算発表が相次いでいるが、大幅増益や通期の上方修正をする企業が多いことも好感された。中国では景気減速が懸念される中、上海総合指数や香港ハンセン指数は下げたが、今日のところは日本株を押し下げるような大きな力にはならなかった。

日経平均の日足チャートを見ると、衆議院議員選挙での与党自民党の大勝を好感して大きく窓を空けて始まるとさらに上げ続けて大陽線で終えた。10月20日の戻り高値@29,489円を終値で上抜けた。これで当面は下方向へ大きく振れる可能性はかなり小さくなった。

33業種中32業種が下げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、機械(2位)、電気機器(3位)、食料品(4位)、海運(5位)となった。

優利加さんのブログ一覧