非常に長い下ひげを引いた短陽線で下値の堅さを示した

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +239.79 @35,730.48, NASDAQ +212.28 @15,448.12)。ドル円為替レートは113円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,026に対して、下落銘柄数は1,052となった。騰落レシオは74.11%。東証1部の売買代金は3兆5317億円。

TOPIX +2 @2,002
日経平均 +73円 @28,893円

米国株式市場では取引時間終了後にアマゾンやアップルが決算発表をしたが、それを受けて時間外取引で株価は大きく下げていた。また、週末には衆議院選挙を控えており、自民党が単独過半数取得に懐疑的な見方が強まると売りが優勢となり、下げ幅は一時340円を超す場面もあった。他方、四半期決算の発表が相次いでおり、キーエンスやソニーなど好業績発表やや業績見通しの上方修正をした銘柄が買われて、日経平均は一時180円高まで上げた。

日経平均の日足チャートを見ると、非常に長い下ひげを引いた短陽線で終えた。今年3月5日にも非常に長い下ひげを引いた短陽線が出て下げ止まった。深押しするとすぐに押し目買いが入り、下値は堅いことを示している。週末の衆議院選挙結果次第で上下どちらかへ大きく振れるはずだが、当然、どんなに今日までのチャートを分析しても分かるはずがない。どちらへ振れても動じないように心と建玉の準備をしておくのみである。

33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、パルプ・紙(2位)、鉄鋼(3位)、食料品(4位)、繊維製品(5位)となった。

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