下げたが悲観一方に傾いて下げているわけではない

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +73.94 @35,677.02, NASDAQ -125.50 @15,090.20)。ドル円為替レートは113円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では上昇銘柄数が736に対して、下落銘柄数は1,326となった。騰落レシオは76.39%。東証1部の売買代金は2兆2792億円。

TOPIX -7 @1,995
日経平均 -204円 @28,600円

先週金曜日の米国株式相場ではハイテク株比率が高い米ナスダックが下げ、フィラデルフィア半導体株価指数(SOX)も下落した。この流れを受けて、東京市場でもハイテク株を中心に売りが優勢となり、日経平均の下げ幅は一時300円を超える場面があった。この下げに拍車をかけたのが、10月24日開票の参議院静岡選挙区の補欠選挙において与党自民党の候補が敗北したことだった。これが、今月末の衆議院議員総選挙でも自民党の議席数が伸び悩み、岸田政権の求心力が低下すると連想された。もしそうなれば、期待したほど経済対策が実行されず、日本経済の正常化が遅れるとの読みである。ただ、米株価指数先物が日本時間午後の取引で堅調に推移していたため、日本株の下値を支えた。

日経平均の日足チャートを見ると、終値で下げはしたが、先週金曜日の陽線に続き本日も陽線で終えている。悲観一方に傾いて下げているわけではないことを示している。

33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、ゴム製品(1位)、食料品(2位)、情報・通信(3位)、保険(4位)、証券(5位)となった。

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