じろちゃんさんのブログ
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円高
リーマンショック以降株も為替も大きく変動している。
100年の一度とも言われる大混乱の中で個別の株がどうなっていくか、業種別にはどうなのか、先を見通すのは難しい。
何せわずかこの1年の間に日本に限らず欧米、新興国まで軒並み50%前後の大暴落を演じた。
全世界の株式の時価総額は約27兆ドル、日本円で約2700兆円の富が一気に失われ、これは日本のGDPの約5倍に相当するらしい。
おそらく中長期的にこの金融危機から実体経済の危機へと進んでいくことは避けられないだろう。
目の前の話に戻すと、日経平均は7000円割れから目先反発の形となり、もう少し戻す場面があるのかも知れない。
日米の利下げが実施され来週はECBでも利下げが有力だ。
特に最近の日本株の動きは為替との連動性が強くなっている気がする。
円高になれば下げ、円安に転じたら上げといった具合だ。
日銀が重い腰を上げて利下げに踏み切ったことで欧米との金利差縮小による急激な円高には一定の歯止めがかかった形に。
しかし相次ぐ利下げにより歴史的な低金利となった日米欧も次の一手が打てなくなってきたのも確か。
三菱UFJがモルガンに9000億円もの出資を行い、相対的に日本経済の有利性から円高に振れたという見方が大勢だがそうなのか。
メガバンクは大幅増資を余儀なくされるとの見方から軒並みS安を付ける場面もあった。
最近の円高は3月に1ドル95円を付けたときのようにリスク許容度の低下による円キャリーの巻き戻しの動きになっているのではないか。
それならば世界経済の悪化が進めばさらに円高は進行することが予想される。
既に3月の95円を一時突破しており今後95年に付けた79円75銭の円高更新を目指すのではないか。
来週ECBの利下げ実施に注目している。そこまでは円安傾向が続き101円辺りを付けたらその後は株安と共に円高が進行するシナリオが考えられる。
今後の円高を予想してFXによる取引も妙味がありそうだ。
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