五輪騒ぎに水を差す、自営業にとっては最悪のロックダウン検討の政府の態度が、かえって、世界的には、フランスのようなワクチン接種を義務づける強行策に対する追い風になって、株価にとってはプラスだ。自由よりも規制の方向に世界は向かっており、半端な日本の民意に反した統制派の方が、世界では評価される、厳しい時代に入ったと言えよう。これは、日本の経済安全保障にとってはプラスだろう。非情だが、これが世界の現実だろう。緩めたら、逆に株価暴落→円安進行→スタグフレーションの恐れと、なってしまうだろう。ケインズ先生なら、「だから、自由主義には限界があると言っているではないかね、マーシャル君!」「自由=幸せな時代の英国の特権」と素直に現実を看て、「一般とは緊急事態を含んだ概念」と、言うに違いない。「完全雇用をもたらすだけの有効な需要がないんだから諦めたまえ!」