上向きの10日移動平均線上を滑り上がるか?

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +271.58 @35,064.25, NASDAQ +114.59 @14,895.12)。ドル円為替レートは109円台 後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,055に対して、下落銘柄数は1,025となった。騰落レシオは85.76%。東証1部の売買代金は2兆4316億円。

TOPIX ±0 @1,929
日経平均 +92円 @27,820円

米国株が上げたのに加えて、国内企業の決算が良かった銘柄が買われて日経平均は一時100円超上げた。しかし、東京都の新規感染者は7月5日には5,000人を超えるなど、新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めが未だかからず、経済の正常化への道のりはまだ遠く、上値は重かった。「まん延防止等重点措置」の運用対象が拡大されることも決まった。ただ、一条の光明は発表が本格化している4~6月決算では、事前の市場予想を上回る銘柄が相次いでいることである。日本時間の今夜、米雇用統計が発表されるのと、3連休を目前にして買い手控えもあった。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日から上向きに転じた10日移動平均線の上で株価は推移している。大きな売り材料が飛び出して来なければ、このまま暫く上向きの10日移動平均線の上を滑り上がるように上昇することが期待される。その場合でも下向きの25日移動平均が頭を抑える力となるので、これを一気に上抜けるかどうかに注目したい。

33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、石油・石炭(2位)、精密機器(3位)、鉱業(4位)、非鉄金属(5位)となった。


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