数週間先まで保ち合い気味の相場が続きそう

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は上げた(DJIA +64.81 @34,529.45, NASDAQ +12.46 @13,748.74)。ドル円為替レートは109円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が420に対して、下落銘柄数は1,712となった。騰落レシオは87.81%。東証1部の売買代金は2兆2415億円。

TOPIX -24 @1,923
日経平均 -289円 @28,860円

先週末には日経平均が600円も上昇し、29,000円台を回復した。その反動に利益確定売りが加わり、本日は売り優勢で下げる銘柄が多くなった。日経平均の下げ幅は一時350円超となった。しかし、日本でも新型コロナワクチン接種が進んでおり、さらに、新規感染者の数も全体として頭打ちしているため、これから日本経済がますます悪くなると悲観的に考えている投資家はほとんどおらず、下値を売り込むような動きは限定的だった。おそらく、ある程度下げるとすぐに押し目買いが入るので、下げても深押しはしないと見ている。

日経平均の日足チャートを見ると、やや下向きの60日移動平均線の下に沈み込んだが、ほぼ横向きとなった25日移動平均線のかなり上に位置している。25日移動平均線の傾きが数週間先までの株価を占う最大の手がかりであり、この移動平均線が横向きであると言うことは、今日現在言えることは、数週間先まで保ち合い気味の相場が続きそうだということである。

33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、不動産(1位)、銀行(2位)、機械(3位)、鉄鋼(4位)、ガラス・土石(5位)となった。

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