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無縁坂 3年5月31日(月)21時00分
ああ、あそこだったのか。その昔、若き頃、東大、安田講堂から医学部の脇の裏門から、不忍の池に、よく下ったものだ。無縁坂はその道から東側の、小さな坂である。赤いレンガの塀は、東大の塀である。
今、日経新聞で、「みちくさ先生」を、見ている。夏目漱石の、小説である。伊集院静が作者なり。その頃、三四郎池を見ると、「めだか」がいた。カラスがやけに多かった。安田講堂は、学生紛争の余波で、まだ閉まったままだった。
何回か、法文1,2号館の間を、2人で、歩いた。どうにもならない、2人の運命。ただ、黙って歩いた。何も言わずに。不忍池は、蓮が沢山あり、6角堂も、何回か巡ってみた。
無縁坂(昭和50年)さだまさし
https://www.youtube.com/watch?v=q6tnsg07yUk
不忍池から、坂を上ると、どんぐりが落ちていた。寺田虎彦の随筆「どんぐり」は、子供が母親と同じく、どんぐりを、無心にとっていたのは、ここだったのだろう。
結局、2人は縁がなかった。そのままになってしまった。しかし、時々、その人を、思い出す。元気だろうか。
この歌を聞くと、人生とは、これほどまで、悲しいものなのかと、思います。皆、苦労して、死んでゆく。
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4件のコメントがあります
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風車の弥吉さん2021/5/31 23:37こんこん。この「無縁坂」は、さだまさしが23歳の時(1975年)にグレープの6枚目のシングルとして発表した楽曲ですね。東京都文京区湯島に実在する坂を舞台に、年老いた母に対する息子の想いが歌詞に綴られている哀調を帯びたいい曲ですね。
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yoc1234さん2021/5/31 23:54こんばんは。ここ何回も歩いた。狭い坂で、雪降ったら滑って落っこちそう。不忍池も上野で特急を待つ間よく行きました。懐かしいね。
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堅実さん2021/6/1 09:14風車の弥吉 さんへ東京大学の裏門から、上野の不忍の池に向かう、かなり急な坂道です。丁度、日経新聞の「みちくさ先生」で、夏目漱石と、寺田虎彦が、上野の美術館に、行くのに、この坂を、歩いたというので、思いつきました。この辺りは、明治の有名人が、かなり、歩いた所です。樋口一葉とかです。私が、歩いた時には、手で水を上げる昔ながらの、井戸がありました。坂の高さは20メートルくらいあるので、下の方からは、沸き水が出るようです。ついでに言いますと、不忍の池は、江戸時代、男女が忍んでここで、愛を交わしたということから、そう呼ばれたようです。
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堅実さん2021/6/1 09:18yoc1234 さんへ「ここ何回も歩いた。狭い坂で、雪降ったら滑って落っこちそう。不忍池も上野で特急を待つ間よく行きました。」そうだったですか。高低の急な坂ですね。上野の.あめや横丁では、男はつらいよの「フーテンの寅」さんが、出てきそうですね。「ああ上野駅」の歌碑もありますね。
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