コロナ戦争がだんだん深刻化する中、ようやく「正しい悲観論」が東京五輪失敗を予見し始めたと言えよう。昭和の教訓では、<①未来予測よりも、目前の焼夷弾を避け、疎開した人の勝ち。②大本営発表を信じた人は死ぬ。③どのみち、戦死者は、帰らず、道徳律は関係ないので、堕落論が戦後はやった通り、人の過ちを問うている暇はない。>ということだろう。そもそも投資は、博打的要素があるので、やるなら「投機的動機と割り切りなさい」というのが、そもそも株屋だったケインズが言いたかったことだろう。最初からリスクのあるモノをリスクをなくせるかのように言った、「神の見えざる手の説教師」は、無リスクの薬=副作用ゼロを求めた大衆と同様無責任で、「ワクチンを早く打たんかい!」の一言につきる。これぞ本当のニューディーラーだろう。