5月7日(金)の市場概況です。
1.日経平均
やはり昨日の上げすぎの反動からの小反発で、OSCは-6%の54%に落としましたが、こういう上げすぎの反動の場合は、前々日のOSCとの比較をするとトレンドラインから外れたのかそうでないのかが分かります。2日前のOSCは48%でしたので、まだ切り返し基調継続です。但し、指数値がまだまだ割高ですので、ここから一気に下に持っていかれるリスクも秘めております。この地合いでは、新規売買は手控えるのがいいかと思います。(個別株のテクニカル判断での売買は別ですが、日経の地合いに影響されるので短期勝負となります)
2.TOPIX
こちらもOSCは-5%の48%ですが、30日の42%より上に位置しております。但し、4月以降はOSC53%の壁を突破できないでいます。昨日の53%がピークかも知れません。とりあえず、短期モードでは上昇基調継続です。
3.マザーズ指数
こちらは更に下げてOSCがは31%(-10%)となっております。指数値が3月29日のそれと全く同じです。3月30日からは怒涛の5連騰。RSIはその時は54%もありましたが、今日は37%に落としております。そろそろ反発の時期ではないでしょうか?来週月曜日にもう1段の20ポイントぐらいの下げがあれば、マザーズ銘柄のどん底を拾う手もありそうです。
以上です。
今日のモニタリング銘柄の7342ウェルスナビは、見事?に予想を外してしまいました。28日からの3連騰の勢いが、今のマザーズ市場の体たらくでは続かなかったようです。と言っても仕方ないので敗因分析をしてみました。
この株の直近の買い時は指数値が落ちた4月27日でした。4月5日に325円上げて、この株の今回の爆進が始まったのですが、その日の指数値からは20ポイントだけ低かったのが4月27日でした。そこから少しずつ切り返して6日には455ポイントも切り上げていました。その水準のポイントは、4月9日のそれより200ポイントだか低い水準でした。
ちょっとややっこしくて恐縮ですが、いわば4月8日、9日に仕込んだ方々の見切り売りが出る水準が昨日だったと言うことになります。
皆さん、よく気にしている「株のしこり」があったということになります。
ということは、この株が出来高を伴って上げ始めた3月29日の指数値と同等か下回らなければ、再度の高騰劇はないということになります。後、800ポイントほどの下げが必要かも知れません。単純計算では800円ほどの下げですね。このあたりの読みを数秒単位できちんとやるのは、やはりかなり難しいですね。もっと指数値のポジションを確認すれば良かったかと思いますが、これが、好地合いだと上げていたかも知れませんが、そうは問屋が卸さなかったということですね。でも、一旦の底打ちは近いかと思いますので、引き続きウォッチ。