「2点天井」形成が明確になった

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -308.05 @32,423.15, NASDAQ -149.84 @13,227.70)。ドル円為替レートは108円台半ばの前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が139に対して、下落銘柄数は2,026となった。騰落レシオは111.09%。東証1部の売買代金は3兆2154億円。

TOPIX -43 @1,929
日経平均 -590円 @28,406円

欧州で新型コロナウィルスの変異種の感染が拡大している。ドイツやフランスなどで行動規制の再強化の動きがでてきた。新型コロナウィルスに対するワクチン接種による景気回復への期待が急速に萎み、世界経済の回復が今までの想定よりも遅れるとの懸念が急速に高まってきた。これを受けて米国株式相場は反落し、今日の日本株全般も下げた。日経平均の下げ幅は一時600円を超えた。

日経平均の日足チャートを見ると、4日続落してきて遂に60日移動平均線も割り込んだ。10月30日安値と3月5日安値を結んだ上昇トレンドラインも割り込んだ。これにより「2点天井」形成が明確となったため、調整が深く、長くなりそうだ。目先の下げ止まり目途は3月5日安値@28,308円、その下は2月1日安値@27,649円である。

33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、鉱業(2位)、海運(3位)、鉄鋼(4位)、銀行(5位)となった。

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