欧州投資家による損失補てんの日本株売りかな

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


1月26日 火曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、276円安の28546円で取引終了。
欧州株の下落を受けて安く寄り付くと、その後も右肩下がり。後場も買い戻されることなく、およそ28500円から28600円の間で揉み合いました。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆3130億円、出来高は10億7061万株。
値上がり銘柄数は830、値下がり銘柄数は1276、変わらずは84銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
4業種が上昇、29業種が下落
上昇率の高い順
電気・ガス、水産・農林、食料品、医薬品、倉庫・運輸

下落率の高い順
海運、ゴム、非鉄金属、鉄鋼、鉱業

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は65、値下がり銘柄数は157、変わらずは3銘柄でした。
上昇率の高い順
東京電力HD 4.89%高
キヤノン 4.36%高
セイコーエプソン 4.09%高
いすゞ自動車 3.36%高
日本ハム 3.06%高

下落率の高い順
川崎汽船 6.04%安
JFEホールディングス 5.48%安
住友金属鉱山 5.35%安
三井金属鉱業 4.83%安
バンダイナムコHD 4.64%安

〇米国株による影響
ダウ平均 0.12%安(36ドル安)
ナスダック 0.69%高
S&P500指数 0.36%高

高安まちまちの展開で材料に乏しい。
ハイテク比率が高いナスダックはしっかりと上昇。こちらは日本のハイテクにプラス材料。但し、ディフェンシブ性の高い銘柄が上昇率上位に並んでいることから、日本株でも外需関連株が弱めで内需関連株が買われました。業種別上昇率上位には、ディフェンシブ性の高い内需関連が並んでいます。

銀行株など金融関連株にマイナス材料
ダウ構成銘柄では、ゴールドマン・サックスが2.19%安、JPモルガン・チェースが1.25%安。他、バンク・オブ・アメリカは1.24%安、シティ・グループは1.26%安、モルガンスタンレーは2.36%安と、金融株が総じて売られる展開。これは、日本の銀行株など金融関連株にマイナス材料。日経平均採用の銀行株は全て下落しています。

〇欧州株による影響
イギリス(FTSE) 0.84%安
ドイツ(DAX) 1.66%安
フランス(CAC) 1.57%安

3市場揃って大きく下げていることから、欧州投資家による損失補てんの日本株売りが出たと考えています。
欧州投資家の売買動向は日本株に大きく影響する為、要注意です。

〇ドル円相場による影響
朝は、1ドル103円70銭ほど。その後も大きく動いておらず、株式相場への影響は限定的でした。

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