ジャクソンホール会議を直前に控えて様子見

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上げた(DJIA +83.48 @28,331.92, NASDAQ +198.52 @11,665.06)。ドル円為替レートは106円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が805に対して、下落銘柄数は1,287となった。騰落レシオは98.16%。東証1部の売買代金は1兆7234億円。

TOPIX -9 @1,616
日経平均 -82円 @23,209円

米国株式相場は上げてナスダックとS&P500は連日で史上最高値を更新した。しかし、日本株はその流れに乗れなかった。カンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控え、利益確定の動きが優勢となった。パウエルFRB議長は日本時間の今夜、「金融政策の枠組み見直し」をテーマに講演する予定であり、この内容を見極めたい(金融緩和に前向きなハト派的か否か)というムードが支配的となった。ハト派色が弱ければ少なくとも一時的には売りが優勢となりそうである。また、中国の人民解放軍が中国本土から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイルを発射したと報道されたため米中対立の懸念が高まった。さらに、安倍首相が明日8月28日に記者会見を開く調整に入っていることも株価の重しとなった。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の「上放れ並び赤」の後、本日は短陰線で小幅安となったことで上値が重い印象が残った。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、鉱業(2位)、不動産(3位)、空運(4位)、銀行(5位)となった。

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