新規感染者増 vs 財政拡大政策&金融緩和政策

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +92.39 @25,827.36, NASDAQ +53.00 @10,207.63)。ドル円為替レートは107円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,333に対して、下落銘柄数は759となった。騰落レシオは83.92%。東証1部の売買代金は1兆6954億円。

TOPIX +10 @1,552
日経平均 +161円 @22,306円

6月の米雇用統計が市場予想を上回る強さを示したため、買い優勢となった。ただ、米国で7月1日に確認された新型コロナウィルスの新規感染者数は5万人超と過去最高を更新したため、上値を追う動きは限られた。さらに、東京都内でも新型コロナウィルスの新規感染者数が120人以上と報道されたことも株価の頭を抑えた。今日は米国市場が休場のため、海外投資家の参加者が普段よりも少なく、その分だけ売り圧力も小さかった。

日経平均の日足チャートを見ると、25日移動平均線および10日移動平均線の少し下で三角保ち合いを継続中である。新型コロナウィルスの新規感染者が再び増加傾向にあるという「売り材料」と世界主要国の財政拡大政策と金融緩和政策による景気浮揚という「買い材料」の綱引きである。足元の動きは互角の戦いと言ったところか。

33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、その他製品(2位)、情報・通信(3位)、化学(4位)、機械(5位)となった。

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