成功は何も生まない、失敗は未来の成果を生み出すと僕は思っている。
うまくいったときは謙虚に受け止め、失敗したときは素直に認め、原因を調べ改める。
危機管理は最悪のことを想定し備える。
以上のことを踏まえ、政府の政策を考えてみる。
1.水際作戦
未知の感染症は危険であり、常に世界中にアンテナを立て、可能性がある感染症があれば対策を取る。台湾はこれで成功した、12月に制限を始めたのだ。実は僕は呼吸器感染症は水際作戦で止めるのは極めて困難であると考えている。ただ、本当に止める気があれば、12月であったという結果である。
2.クラスター対策
国内に入る可能性がある、あるいは入ったとわかれば、検査は必須であり、抗原検査がなければ、PCR検査を民間も使って増やす努力が必要であった。2月初めには、民間、大学へ、政府が頭を下げ頼むべきであった。
重症者を救わないと医療が崩壊するといい、8割が軽傷だから検査しないという方針は意味不明、病気は早期発見、早期治療、感染症はさらに早期隔離が原則のはずが、40度の熱が出ても検査してもらえず、軽症患者は放置して、濃厚接触者というものを検査する意味が解らない。検査をきちんと多めにしていて、感染者が少ないときにはクラスター対策は有効であるが。
3.死亡数の少なさ
僕は、死亡者が多いと思っている。社会的弱者に冷たい国、赤字のため医療費を削減している国と比べ少ないと自慢する意味が解らない。見習うべきは、台湾、韓国、ベトナムであろう。
4.PCR検査
PCR検査は、もう増やさなくてよいと思っている。PCR検査は陰性が治ったことではない。まず抗原検査を1日100万回検査できる体制を取り、何時でもどの病院でもインフルエンザと同様にできるようにする。そうすれば国民が安心する。抗原検査陽性なら自宅で安静、陰性の場合は、全身状態で医師が必要と考えたときのみPCR検査を行う。
僕の勝手な意見である。僕は集団自然免疫が必要と考えている。