株価サイクル3の局面

優利加さん
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昨日の米国株価は高安まちまちだった(DJIA -109.33 @24,221.99, NASDAQ +71.02 @9192.34)。ドル円為替レートは107円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄がやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が840に対して、下落銘柄数は1,244となった。騰落レシオは124.85%となった。東証1部の売買代金は2兆871億円。

TOPIX -4 @1,477
日経平均 -24円 @20,366円

新型コロナウイルスの新規感染がドイツや韓国でまた増えており、2次感染への警戒感が高まった。しかし、各国が財政政策・金融政策を総動員して景気の下支えをしており、外出規制も解除されつつあることで、世界の各地で経済活動がまもなく再開されるとの期待感が強い。さらに、ドル円為替レートが円安方向に動いたこともあり、これらが株式相場を支えた。株式相場はすでに新型コロナウイルスの感染収束後の経済再開を折り込み始めているようだ。景気の底は4~6月との見方が支配的になっている。ただし、この見通しは結果的に間違いであったという可能性もあるので、要注意。

日経平均の日足チャートを見ると、下から順番に、上向きの25日移動平均線、上向きの10日移動平均線、そしてまだ下向きの60日移動平均線が走っており、株価はこれらすべての移動平均線の上で推移している。株価サイクル3(着実な上昇局面)となり、株価が短期間で上がりやすい局面といえる。

33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、ゴム製品(2位)、空運(3位)、不動産(4)、輸送用機器(5位)となった。

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