はるるっぴさんのブログ

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日銀のバランスシートから金融危機を予測する

素人のひとりごと日記です。


正しい説明は、信頼できる専門家へ


ご存じの通り、日銀のバランスシートが膨れ上がっています。
すでに、名目GDPを超える資産になっています。


もっともらしい理屈を話す御用学者や専門家によって

わからなくされていますが(池上 彰氏などは、言葉に気をつけて、

わかりやすく説明しようとされています)


以前、ある大手機関投資家のチーフエコノミストと話をしたときに

こうおっしゃっていました。


「日本銀行をやんわりと批判することはできても

 政府を批判することは、立場上できません」


専門家や学者にもそれぞれの立場があることを理解すべきでしょう。


話戻って


日銀のバランスシートは、金融危機を予測するうえで、

チェックする必要があります。


2019年9月30日現在の日銀のバランスシートを見ると
当座預金が408兆円となっており、ばらまいたお金が当座預金に
ブタ積みされていることがわかります。


ブタ積みは、花札において価値がないことを表す

「ブタ」という表現を用いて呼ばれているらしいです。


花札をしないのでよくわかりません。

任天堂が花札を作っている会社だということは知っています。



資産の部の国債の金利が上昇すると

「国債」が評価損になります。


負債の部の当座預金は、

2018年にクレディ・アグリコル試算を見たとき、
当座預金の付利が0.6%まで上がれば、

引当金がなくなるとありました。


この点からも経営の厳しい銀行を救うために当座預金の

付利を上げることが難しいことがわかります。


そんなことどうでもいいと思う方も多いと思います…
(お金が大事なことと思っても、お金の正体について

 関心のない人がほとんど。関心がないと落とし穴が待っています)


わたしたちが普段使っている日本銀行券は、

日本国債などが担保になっています。


担保になっている国債の長期金利が上昇する

(国債の価値が下落する)と、
日本銀行券の信用力がなくなっていきます。


銀行券を発行している、日本銀行が赤字になると気持ち悪いです。


赤字の会社の借用書(日本銀行券)を

安心して使用できるのでしょうか?


現状では、当座預金にたくさんブタ積みされているので、

まだよいと思います。


しかし、将来、コロナ危機も加わって、金融機関が資金繰りに困って、
日銀の当座預金からお金を出すとき、日銀は担保になっている
日本国債を売却しなければなりません。


最大の日本国債の買い手の日銀が日本国債を売却すると、
長期金利が上昇し、日本は財政破綻します。


そうするわけにはいかないので、日本銀行は当座預金が減少した分の
銀行券を発行するしかないかもしれません。


以前も日記で書いたように日本銀行は

お金を印刷続けるしかないことになります。
(正確には、紙幣を印刷する訳ではなく、

 コンピューター上の数字を増やすだけ。簡単です)


2013年 日本の麻生大臣が
「日本は自国通貨で国債を発行している
(お札=日銀券を)刷って返せばいい 簡単だろ」

と発言されました。


このあたりの仕組みを理解すれば、発言内容もわかってきますが、
「簡単だろ」は、違うでしょう…


日銀のバランスシート上の当座預金が減ってくると、注意が必要です。


黒田総裁はよく


「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」


と話されていますが、


金融緩和には限界があります。その限界が近づいてきています。


日銀のバランスシートをチェックしていれば、
これから大変なことが起こることがわかります。


歴史を学べばわかります。歴史は繰り返します。


国産の松茸がたくさんとれれば、国産の松茸の値段は下がります。
お金もたくさん印刷すれば、お金の価値が下がることは

小学生でもわかりそうです。
(少しくらいならわかりませんが、

 今のようにあまりにもヒドイ状況になるとわかります)


日本人は、他国の人と違い、自国通貨を信用しています。
中国とか、インドに行ったときに、強く思いました。


通貨に対する信用(共同幻想)から目覚めるときがくると思います。


次の文章は、DIAMOND onlineから引用しました。


日銀が出口に向かえば、国債を買うのをやめることになり、
マーケットに国債の買い手がいなくなって、

突然国債を発行できなくなり、借り換えも新発もできなくなる 

日本政府は一種のデフォルト状態に陥るでしょう


もうひとつ、数年前の

債券王 ジェフリー・ガンドラックの警鐘です。ガンドラック


ターゲットは日本!


「流動性バブル圧力鍋が沸騰中」


圧力はどんどんと高くなり、

爆発するときに鍋の蓋は空高く吹き飛ばされる



ゴールドマン・サックスなどの大物ヘッジファンドは

虎視眈々とそのチャンスを待っています。



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