変則三角保ち合いを形成している

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +39.44 @23,515.26, NASDAQ -0.63 @8,494.75)。ドル円為替レートは107円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が887に対して、下落銘柄数は1,201となった。騰落レシオは115.03%。東証1部の売買代金は2兆733億円。

TOPIX -5 @1,421
日経平均 -167円 @19,262円

4月の月例経済報告によれば、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に国内景気は「急速に悪化しており、極めて厳しい状況」である。11年ぶりに「悪化」という表現が使われたため、景気や企業業績の先行き見通しに対する不安が高まった。5月6日が期限となっている緊急事態宣言は延長される可能性が高い。4月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値も大幅悪化した。これらを受けて、日経平均は下げ、下げ幅は一時250円を超えた。それでも大きくは下げなかった。日銀によるETF買い観測があったことが理由の一つだろう。

日経平均の日足チャートを見ると、再び10日移動平均線の下に沈み込んだが、上向きの25日移動平均線の上で推移している。3月19日以降のチャートの動きを見ると、上値は20,000円手前で抑えられている一方、下値は徐々に切りあがっており、変則三角保ち合いを形成している。この先を想像すると早晩、上に放れそうに見えるのだか、さてどう動くか?

33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、証券(2位)、電気・ガス(3位)、パルプ・紙(4位)、海運(5位)となった。

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