心理的節目の20,000円手前で足踏み

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +704.81 @24,242.49, NASDAQ +117.78 @8,650.14)。ドル円為替レートは107円台後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,060に対して、下落銘柄数は1,035となった。騰落レシオは124.28%まで上昇してきた。東証1部の売買代金は1兆9656億円。

TOPIX -10 @1,432
日経平均 -228円 @19,669円

米国株は大きく上昇したが、日本は「緊急事態宣言」の効果がどうなるかまだ分からない状態であるため警戒感が高く、今日は利益確定売りが優勢となった。時間外取引で米国石油先物相場が一段安となったが、石油関連銘柄は思っていたほど下げなかった。

もし、新型コロナウイルスによる感染拡大が長引けば、破綻する企業が続出し街には失業者が溢れ、その結果、銀行は大量の不良債権を抱え込むことになる。すると、銀行株は勿論、他の株価も下がるだろう。このシナリオも頭の片隅に留めておく必要がある。

急激に状況が悪化するので、先が読みにくい。大学も次々と前期の授業をオンライン授業で行うことを決定している。オンライン化が進むのは大学だけではない。小・中・高校も学習塾や予備校もオンライン化を進めざるを得ない。このトレンドにより大きくビジネスチャンスを拡大する企業群がある。

日経平均の日足チャートを見ると、心理的節目の20,000円目前まで、ざっくりと「半値戻し」を達成した後、足踏みしている。

33業種中25業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、保険(2位)、その他製品(3位)、建設(4位)、鉱業(5位)となった。

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