ウイルス拡大による株売りを「相さい」できる材料に期待

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


1月31日 金曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、227円高の23205円で取引終了。
米国株の上昇で負の連鎖に歯止めがかかり、日本株はプラス圏を維持。9時30分から急騰しますが往って来い。後場はほとんど動かないまま227円高で取引終了。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆6149億円、出来高は13億7692万株。
値上がり銘柄数は1507、値下がり銘柄数は573、変わらずは79銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
26業種が上昇、7業種が下落
上昇率の高い順
鉄鋼、不動産、医薬品、水産・農林、精密機器

下落率の高い順
海運、その他製品、鉱業、その他金融、石油・石炭

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は169、値下がり銘柄数は54、変わらずは2銘柄でした。
上昇率の高い順
富士通 12.01%高、ユニチカ 11.70%高、中外製薬 7.64%高、トクヤマ 7.50%高、日清製粉G本社 4.51%高

下落率の高い順
アルプスアルパイン 10.86%安、日本通運 8.27%安、SCREENホールディングス 6.52%安、コナミHD 6.19%安、大日本住友製薬 3.84%安

〇米国株の戻りが好感された
ダウ平均は245ドル安から124ドル高まで369ドルも買い戻されている為、この強さは日本株への買い材料。

〇欧州株大幅安による影響は少ない
ドイツ(DAX)1.41%安、フランス(CAC)1.40%安、イギリス(FTSE)1.36%安。
3市場揃って大幅安になりましたが、その後の米国株が上昇したので欧州株大幅安を嫌気した日本株売りは少ないと考えていました。

〇株高で円安に
1ドル108円半ばから、朝は108円90銭まで戻していました。
その後、株価の上昇で109円台を回復しますが、109円10銭止まり。

〇WHOが緊急事態宣言
米国株の項で書いています通り、各国が既に対策をとっていることから、日本でも買い材料になり難い。宣言で感染が収束すると考えるのも時期尚早。

〇押し目買いで反発
前日に401円も下げているので、米国株の戻りが押し目買いを後押しすると考えていました。
前日の下げ幅を取り返すのは難しいと思っていましたが、9時30分からの急騰で一時444円高になりビックリ。でも、30分も経たないうちに今度は急落して11時頃には元値。いわゆる「往って来い」となり、「そんなものだろう」と納得。

〇75日移動平均線が抵抗線になっています

上値と下値が75日線に絡む展開が続いています。
米国株では25日線が抵抗になっており、日米共に移動平均線が注視される展開。

〇上ヒゲの長い足は無視

大きく買われた後に大きく売り込まれると、上ヒゲの長いローソク足になります。
売り圧力を示し、経験則では弱含み。

但し、本日の場合は9時30分からの大口買い連発による急騰、そして大口売り連発による急落で形成された「意味の無いローソク足」だと思っています。少し乱暴な言い方になりますが、仕掛け的な売買で形成されたダマシのローソク足。

〇負の連鎖が止まるも緊張感は続きます
前日の日本株大幅安から欧州株も大幅安。先日の「負の連鎖」を思い出させる展開でしたが、日米共に反発したことで負の連鎖は止まりました。但し、日本株はウイルス拡大による株売り警戒感が来週も続くはず。

〇ウイルス拡大による株売りを「相さい」できる材料に期待

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