唯我さんのブログ
病名、ふてくされ仮病
2019.10.11
つれあいが、長期出張する友人から、ニャンコを預かってきた。なかなか根性のあるニャンコで、来て2日間、つれ合いとシャーシャーと威嚇しあっていた。人間がニャンコにむかって、シャー! とやっている姿は、あんまし他の人間には見せない方がいいと思った。
このニャンコが、あっちの布団にもぐり込むようになって1週間、あっちは、寝相があんましよくないというか、相当よくないというか、まあ悪い。
寝返りをうって蹴飛ばしたらしく、夜中にもの凄いフンギャー!!!!!! な抗議の声で飛び起きた。一応謝って、つれ合いの布団に押しこんで、寝た。猫なのにどんくさすぎるだろう。
直後にニャンコの歩き方がおかしい。骨折かもかも???と、つれ合いにたたき起こされた。足一本を上にあげて、3本足でひょこひょこ歩いていた。
テンパって、友人の獣医に電話をかけてしまった。夜中の4時に。できたやつで、鹿児島焼酎「八幡ろかせず」がある。「村尾」もあるぞって言ったら、快く、速攻で往診してやると言ってくれた。そして診察すると、眉間に縦皺をいれて一言
「おまえ、この猫を飼え」
複雑骨折か? 元の飼い主に捨てられるかもしんねぇから、責任とれってことか? 何より、あっちの寝相が悪いばかりにニャンコは足一本を失うのか??? ってオロっちまっていたら
「こいつは仮病だ。気持ちよく寝ていたのに、おまえに蹴られて全力抗議だ。病名はふてくされ仮病だな。おまえにぴったりの根性悪だ、相性いいぞケケケケケ」
自分の人生で、猫相手に、本気で威嚇する日が来るとは思わなかった。心配してやった心配料を出しやがれ! 削られた睡眠時間をどうしてくれる!! シャァァァァァ!!!!!!!!!!!! ってやってたら、獣医とつれあいに、憐れみをたっぷり含んだ眼差しで、みっともないから、外ではやるなよと言われた。
八幡ろかせずと村尾を抱えた獣医が、にこやかに我が家をあとにした後、ニャンコはまたおかしな歩き方をぶっこんできた。つれあいが、猫のおやつのチュールをふりふりしてニャンコを呼んだ。何事もなかったかのように、普通にすっとんでいってニャゴニャゴやっていた。
あっちは学んだ。猫の病気には「ふてくされ仮病」という病名がある。そして、やられた人間が抗議の威嚇するときには人前でやってはいけない。
村尾あるんですね←そこじゃないw ANA国際線の機内販売で3Mの一つと知りました。
ずる賢いねこちゃんですね
そういえばシュシュも、気に入らないとギャン!と叫んでびっこ引くかも!
人間は騙されないようにしないとですね!