TOPIX +1 @1,490
日経平均 +23円 @20,479円
米国債券市場において、景気後退の前兆とされる10年物国債と2年物国債の利回りが逆転する「逆イールド」が進み、世界景気の先行き不安が高まったことで米国株は下落した。これを受けて、日本株も鉄鋼や機械など景気敏感株を中心に売りが優勢となった。他方、金利が下がると恩恵を受ける不動産株が買われて相場全体を下支えした。また、裁定売り残が急増しているため、将来の買戻しエネルギーが蓄積されつつある。
日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ十字線で終えており、売り圧力と買い圧力が拮抗していることを示している。前日比ほぼ横ばいだが、まだ10日移動平均線の下にあり、下げないが上昇モメンタムもない。
33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、不動産(1位)、電気・ガス(2位)、鉱業(3位)、情報・通信(4位)、化学(5位)となった。