「逆イールド」が進行して先行き不安が高まった

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -120.93 @25,777.90, NASDAQ -26.79 @7,826/95)。ドル円為替レートは105円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が815に対して、下落銘柄数は1,220となった。騰落レシオは81.14%。東証1部の売買代金は1兆6159億円。

TOPIX +1 @1,490
日経平均 +23円 @20,479円

米国債券市場において、景気後退の前兆とされる10年物国債と2年物国債の利回りが逆転する「逆イールド」が進み、世界景気の先行き不安が高まったことで米国株は下落した。これを受けて、日本株も鉄鋼や機械など景気敏感株を中心に売りが優勢となった。他方、金利が下がると恩恵を受ける不動産株が買われて相場全体を下支えした。また、裁定売り残が急増しているため、将来の買戻しエネルギーが蓄積されつつある。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ十字線で終えており、売り圧力と買い圧力が拮抗していることを示している。前日比ほぼ横ばいだが、まだ10日移動平均線の下にあり、下げないが上昇モメンタムもない。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、不動産(1位)、電気・ガス(2位)、鉱業(3位)、情報・通信(4位)、化学(5位)となった。

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