一般韓国人の主張に
「日本は、請求権協定ですべて終わったものとしている。
心からの謝罪がない。・・・・・・ドイツは、・・・・云々」
このような主張を耳にすることがある。
その原因は、
一つには、日韓請求権協定が韓国民に正しく伝わっていないこと
二つには、日本のODAが韓国民に伝わっていないこと
などがあげられる。
ぼくもずうっと変だなあと思っていた。
先日テレビ討論の番組で外交評論家の武藤正敏さんが言っていたこと
韓国で何かの建設が始まって、韓国政府がお金をいくら出したという記事は韓国の新聞は載せるんだが、日本のODAのお金の記事はない。・・・
このことが韓国の多くの人が認識してないから、請求権協定で・・・・というロジックになってしまう。
武藤さんは、韓国で40年も大使館で仕事されてきた。
彼自身、反省の弁もあったが。
ヤフーで検索 日本から韓国へODA
1966年 06-08 から 1990年 10-31まで
延べ91項目
現在の価値に換算すると 2~3兆円規模 らしい。
有償無償をあわせてだろう。(請求権協定のお金は含まず)
鉄道、道路、ダム、上水道、下水道、電話、農業など実に幅広く経済支援をおこなっている。
項目の幾つかを見る。
1988年 06-22 5920億円 教育施設拡充事業
1990年 10-31 720憶円 ソウル地下鉄事業
これらが逐一報道されていたら、韓国民の心情も随分癒されていたかもしれない。
ソウルで地下鉄乗る人も多いだろうが、この事実を知ったらどう思うのだろうか。
韓国政府は、知らせまいとし、
日本も知ってもらうとする努力が足りなかったかもしれない。