映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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救済策ようやく合意

25日のNYダウは11022.06(+196.89)。金融安定化策の合意報道を受けて急伸した。水準としては日足の転換線10971を回復。基準線11124の手前でとまった。基準線の前後でもみあっており、ここを抜けてこられるかどうかが注目である。ただ待望の金融安定化策が決まったにしては迫力が乏しい気がする。週足転換線は11163、月足転換線は11869で、まずはこのあたりを回復しないといけないが・・・

日経平均25日は、12006.53円(108.50円安)。配当落ちということで、寄り付きですとんと落ちてその後少し戻したが、終始マイナス圏。配当落ちは80円程度なので実質20円安程度だとみられる。水準としては、依然日足転換線11789の上を保っているが、基準線12190には届かず。明確な方向感はとぼしいが、基準線も転換線も依然下向きで、下落基調である。週足、月足も基準線、転換線の下で、どれも下落基調。どっと下げる勢いはないが、上がるような元気もなく、ずるずると下がってしまう感じである。アメリカの金融不安が解けない一方、貿易収支が26年ぶりの赤字ということで、動きをとりにくいということであろう。NY高をうけて戻してくるかどうか。

 アメリカの金融不安はまだすっきりしない。日本の銀行の活躍への期待も一日ですぼんでしまった。アメリカ議会とは救済策合意したということだが、もれ伝え聞く議員の意見では、救済策の正当性についても効果についても、強い不信感があるようだ。大統領の演説も瀬戸際という印象があって雰囲気は明るくならない。株価がどこまで戻すか、長続きするか、心配である。日本の麻生政権の経済政策については、構造改革の再加速を期待する向きもあるようだが、積極財政派といわれる中川蔵相の就任など、構造改革が後退してばらまき政策に戻る可能性が高い。市場はほとんど話題にもしておらず、期待も薄いようだ。もっとも今の状況では、日本政府がやれることはそもそも限られている。日本政府の経済政策を議論すること自体にむなしさを感じてしまうが。
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