・NY市場は一時大幅下落するも、引けにかけて戻して結局小幅続落。戻したことは戻したけど、ショートの買戻しだろう、と今後の戻りについては懐疑的な雰囲気みたいです。
・日本が夜の間に為替が一気に円高に。CME NK225はそんなに下げなかったのですが、日本市場が耐えたのは寄りまでで、その後は一方的に売られる展開。後場、いつものようにギャップダウンしてその後はしばらく持ちこたえてましたが、次第に下げはじめ午後2時以降はパニック的な投げ売りの嵐でした。オプションのIVも見たことの無いような水準まで上がっていました。(私のプット売りのポジションもひどいことになりました)
・理由としては、業績面では円高による企業業績の悪化懸念、需給面ではファンドのリスクポジションの解消や個人の追証売りが連鎖的に起こったのだと思います。あと、引き続き長期国債先物が買われていますので、リスク資産から質への逃避が続いています。私は普段は、下落や調整と言って暴落とは言わないのですが、今日はまさに暴落だったと思います。
・為替は円キャリーのポジション解消もあるでしょうけど、仕掛け的な円買いも結構あると思います。外貨売り円買いで仕掛けていると金利差負担があるので、そんなに長期間は円高にならないんじゃないかなと。
・今の株式市場はファンダメンタルズから見れば、過去の水準と比較してすごく割安なのですが、ファンドの売りが止んで、米株が上がって、センチメントが好転しないことにはダメなのでしょうね。