
父の四十九日を終えると、生活も徐々に落ち着くと思っていたのに、
調べなければいけないこと、決めなければいけないこと、
提出しなければいけない書類がいっぱいあって、仕事は山積み
そんな中、父は自分の意志を持って最期を迎えたのかなあ、
との想いがするのです

父の転院話が進んでいた時、転院先の受け入れ条件は個室での入院でした。
医師は、父の寿命を「読めない。」と言っており、
私たちはその金額に驚愕したのですが、
「みんなが行きやすい病院で。」と家族の意見がまとまりかけた時に、
長年お世話になっている病院で息を引き取ったのです

まるで、転院を拒むかのようでした


葬儀は簡単に、身内だけで、としましたが、
「知らなかった。」「お線香をあげに行きたい。」と電話がかかってきて、
今でも応接にいとまがありません

父の残したものがあまりにも多く、慄いています


