消費増税が再々延期されるのではないかという観測が浮上

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は上昇した(DJIA +138.93 @25,848.87, NASDAQ +57.62 @7,688.53)。ドル円為替レートは111円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,695に対して、下落銘柄数は385となった。騰落レシオは113.70%。東証1部の売買代金は1兆9134億円。

TOPIX +11 @1,614
日経平均 +134円 @21,585円

米国株が上がり上海株も上がったことが追い風となり、TOPIXも日経平均も上げた。積極的に上値を追う動きは乏しいが、かと言って下値を売り込む動きもない。米中貿易交渉の行方と消費増税を巡る思惑がぶつかりあい、上下とも大きくは動き難い。国内外の景気減速懸念が強まっており、消費増税が再々延期されるのではないかという観測が浮上してきた。増税対策を盛り込んだ予算成立や改元を考慮すると、10月の消費増税を最終決断するタイミングは3月末か遅くとも4月上旬までと考えられる。なぜなら住宅など10月1日以降に受け渡しされる契約は、請負契約が3月31日までに完了する場合を除き、新税率で契約しなければならないからである。

日経平均の日足チャートを見ると、上向きの25日移動平均線(これだけでも買い狙い)の上にやや下向きとなった10日移動平均線があり、その上に株価がある。今日のローソク足はほぼ十字線であり、寄り付き後の売り買いの力が拮抗している。少し左を見ると3月4日高値@21,860円の戻り高値があり、これが当面の上値抵抗線となる。

33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、金属製品(2位)、化学(3位)、証券(4位)、その他金融(5位)となった。



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