TOPIX -4 @1,588
日経平均 -3円 @21,287円
米国株が上がり、英国がEUとの合意なき離脱に反対する動議を賛成多数で可決したことを好感して、TOPIXも日経平均も高く始まったが次第に失速し、小幅安となった。1~2月の中国の工業生産高の伸びが市場予想を下回り、中国の景気減速が意識されれたことも相場の重荷となった。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの25日移動平均線に対して、10日移動平均線はやや下向きとなり、株価はその間に挟まれるような形で推移している。昨日に続き今日も陰線で終わり、高く寄り付くのだが売り圧力に負けて下げて終わるというパターンである。相場が持続的に上がるという確信が持てないため上値を取りに行くのではなく、少し上げたらすぐに利食い売りをするスタンスのようだ。
33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、化学(1位)、その他製品(2位)、繊維製品(3位)、海運(4位)、ガラス・土石(5位)となった。