優利加さんのブログ

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日経平均、上向きの10日移動平均線を少し割り込んだ

昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -133.17 @25,673.46, NASDAQ -70.44 @7,505.92)。ドル円為替レートは111円台後半だが前日比やや円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が556に対して、下落銘柄数は1,505となった。騰落レシオは110.60%。東証1部の売買代金は2兆2475億円。

TOPIX -14 @1,602
日経平均 -141円 @21,456円

半導体大手企業の業績懸念が高まり、米株式相場が3日続落した。これを嫌気してTOPIXも日経平均も続落した。米国市場ではマイクロン・テクノロジーが急落し、東京市場ではルネサスエレクトロニクスがストップ安水準まで売られた。中国景気の減速と作り過ぎた反動から需要が弱くなっており、DRAM価格が下げている。工場操業の一時停止など在庫調整は免れないような情勢である。米国ではインテルやエヌビディアが大きく下げ、日本では東京エレクトロンやSUMCOも大きく下げた。

2月第4週(2月25日~3月1日)の投資部門別株式売買動向によると、外国人は5週連続で売り越した。売り越し額は前の週の34億円から大きく拡大し1,952億円となった。個人投資家も3週連続で売り越したが、売り越し額は前の週の2,422億円から896億円に縮小した。これに対して、年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は2週間ぶりに買い越し、買い越し額は222億円だった。


日経平均の日足チャートを見ると、上向きの10日移動平均線を少し割り込んだ。しかし、上下のひげが短い十字線となっており、寄り付き後の売り買いの力は均衡しており、今日のところは売り圧力が特に強まったという感じではない。数日以内に10日動平均線の上に再浮上してくれば、短期トレンドは上向きということが確認できる。ただ、悪材料が連続して飛び出しくると調整幅と調整期間が長くなる。その場合でも、上向きの25日移動平均線を割り込まなければまだ反転して再浮上する可能性は高い。もし、25日移動平均線も割り込んだ場合、株価は横ばいの保ち合いか、反落が始まった可能性が高くなる。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、電気機器(2位)、海運(3位)、金属製品(4位)、銀行(5位)となった。



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