優利加さんのブログ

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大きく2連騰した後にしては売り圧力が小さい

昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +117.51 @25,543.27, NASDAQ +5.76 @7,420.38)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比円安水準になった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,050に対して、下落銘柄数は999となった。騰落レシオは107.38%。東証1部の売買代金は2兆2598億円。

TOPIX ±0 @1,590
日経平均 -5円 @21,140円

TOPIXも日経平均も小動きだった。前日まで大きく2連騰で上昇していたため、利益確定の売りや戻り待ちの売りが優勢となった。米中貿易交渉の進展期待や、米政府機関の再閉鎖回避への期待、1ドル=111円台まで進んだ円高など、株価にとって好材料があり買い先行で始まったが、買いは大引けまで続かなかった。今日始まった閣僚級米中貿易協議の結果を見極めたいという雰囲気が支配的となり、買いが控えられた。

2019年に入ってから、世界で株高・債券高となっている。しかし、日本株は10月に実施される予定の消費増税があるため、動きが鈍い。この先、株価がさらに上げたとしても、これは心に留めておかなければならない。増税が株価にプラスになることはない。目先は増税のマイナス効果を打ち消そうと対策が打ち出されるだろうが、それが恒久的な対策でない限り、株価には正味でマイナスの影響となる。

日経平均の日足チャートを見ると、前日までの2日間で大きく上げたため売りが多く出て上値を抑えた形となっている。しかし、本日のローソク足は上下のひげが短く、ほぼ十字線のような形となった。売り買いの力がほぼ拮抗していて、上下どちらへ行こうか迷っていると解釈できる。

33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、パルプ・紙(2位)、建設(3位)、精密機器(4位)、金属製品(5位)となった。


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