優利加さんのブログ

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株価サイクル1(下げ止まりから反発初動)の局面

昨日の米国株式相場は反発した(DJIA +155.77 @24,065.59, NASDAQ +117.92 @7,023.83)。ドル円為替レートは108円台半ばの前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が635に対して、下落銘柄数は1,424となった。騰落レシオは71.79%。東証1部の売買代金は2兆1581億円。

TOPIX -5 @1,538
日経平均 -113円 @20,443円

昨日までにそこそこ上がっていたので、本日は利益確定売りが優勢となった。円相場が円高方向へ動いたのも相場を抑えた。

英国のEU離脱案は英議会下院での採決で、反対多数の大差で否決されたが、事前から否決されると予想されていたため、ポンド相場の乱高下を除けば相場への影響は限定的だった。英政府は代替案を示し、1月21日に再び採決を目指すことになる。もし、これが通らなければ、国民投票の再実施や解散総選挙の実施というシナリオが浮上してくる。或いは、EUからの離脱期限を3月末から7月末まで延期を申請するか。

日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線が上向きで株価はその上で推移しているが、25日移動平均線は下向きであり、株価はその下で推移している。株価サイクル1の局面(下げ止まりから反発初動:「生涯現役の株式トレード技術 海図編」P210)である。反発初動ではあるが、まだ下値不安が残っているので、下げに対して警戒感が強い。その結果、プットの残高の方がコールの残高よりも多くなる傾向がある。日経平均プット・コール・レシオ(PCR)は1月15日時点で1.76倍(プットがコールの1.76倍あるということ)と高い。2月限のプットは18,500円の権利行使価格に建玉が集中している。

33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉱業(2位)、パルプ・紙(3位)、証券(4位)、非鉄金属(5位)となった。


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