TOPIX -13 @1,522
日経平均 -263円 @20,164円
米国の利上げ観測が後退したため円相場が円高方向へ動いている。前日まで3日続伸していたため、輸出関連銘柄を中心に売りが優勢となった。日経平均は一時、下げ幅を320円超まで拡大させた。円高を嫌気して、鉄道、電力・ガスなどの内需関連株に買いは限定された。
米国では、雇用統計(景気に対して遅効性がある)は好調だが、米サプライマネジメント協会(ISM)景況感指数(景気に対して先行性がある)は悪化している。米中貿易摩擦による世界の景気減不安は続いている。また、米国では連邦政府予算の一部執行を受けた政府機関の一部閉鎖が続いている。
TOPIXをS&P500.で割った「TS倍率」は0.59倍まで下げている。月足ベースでは2016年7月以来2年半ぶりの低水準となっており、日本株はそれだけ売られ過ぎとも言える。
33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、化学(2位)、精密機器(3位)、その他製品(4位)、小売(5位)となった。