優利加さんのブログ

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世界の株式相場の通奏低音は2つ

昨日の米国株は大幅下落した(DJIA -660.02 @22,686.22, NADAQ -202.43 @6,463.50)。ドル円為替レートは108円台前半の年末比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数が598に対して、下落銘柄数は1,475となった。騰落レシオは72.71%。東証1部の売買代金は2兆7718億円。

TOPIX -23 @1,471
日経平均 -453円 @19,562円

アップルの売上高予測が下方修正されたことを嫌気して米国株式相場は大きく下落した。これを受けて、TOPIXも日経平均も大きく下げた。円相場が円高となったことも株式相場を押し下げた。日経平均は一時770円超まで下げる場面があった。大発会での下落は2016年以来3年ぶり。アップル株の急落により、村田製作所、太陽誘電、TDKなどアップルに部品を供給する会社の株の売りが膨らんだ。

弱気相場の時はいつもそうだが、悪材料に過剰反応しやすい。今回もその過剰反応だと見ている。しかし、すぐに相場の基調が反転して上昇トレンドになるとも思えない。しばらくは売られ過ぎの反動で少し戻してはまた悪材料が出てきて再び下げるの繰り返しになりそうである。ファンダメンタルズをあれこれ考えて先を予測しようとする(結局、外れる)より、相場のことは相場に聞くのが一番効率が良い。そうは言っても、世界の株式相場の通奏低音は(1)世界経済が天井を打ったのではないかとうい懸念と(2)世界の主要国の金融政策が緩和から引き締めに向かいつつあり、これが株価を下げるのではないかという心配、の2つである。この事実は常に念頭に入れておく必要はある。

日経平均の日足ローソク足を見ると、短陰線で長い下ひげを引いており、「たくり線」となった。明日も連日で大きな悪材料でも飛び出してこない限り、少なくとも一旦は自律反発しそうである。

33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、電気機器(2位)、機械(3位)、金属製品(4位)、化学(5位)となった。

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