12月28日の日経平均は、20014.77で、かろうじて2万円を維持した。日足は5日線を回復したものの、下向きの25日、75日、200日線の下。75日が200日線とデッドクロスしている。一目均衡表の基準線、転換線、雲の下限を下抜けていて、遅行線も雲の下、戻したものの転換線までもどしていない。MACDはマイナス圏で2016年以来の低い水準で底這い。週足も下向きの13,26,52週線を下抜け、一目均衡表の基準線、転換線、雲の下限を下抜けていて、遅行線も雲の下、一目均衡表では下値のめどを失っている。月足は基準線20279を割り込んだところで、この攻防ということになっている、ただし月足パラボリックが下向きに転換。基準線を明確に割り込んでくれば、遅行線が日々線とぶつかる19000-19200円あたりが次のめどになろう。
トピックスは1494.09で日足は5日線を回復したものの、下向きの25日、75日、200日線の下。一目均衡表の基準線、転換線、雲の下限を下抜けていて、遅行線も雲の下、戻したものの転換線までもどしていない。MACDはマイナス圏で2016年以来の低い水準だが底打ちしてきた。週足も下向きの13,26,52週線を下抜け、一目均衡表の基準線、転換線、雲の下限を下抜けていて、遅行線も雲の下、一目均衡表では下値のめどを失っている。月足は基準線1599を大きく割り込んでおり、日経平均より形が悪く、すでに遅行線と日々線との衝突する14666-1481あたりの攻防になっている、しかし月足のパラボリックは2018年一月以来下向きとなっている。遅行線が日々線を割り込んでくれば雲の上限1384あたりが次のめどになろう。
日経平均、トピックスと同じくダウの日足、週足はいずれも基準線、転換線、雲の下限をわっているが、週足の遅行線が雲の下限で反発している水準にある、そして月足のダウはまだ余裕があって基準線の上にある。とはいえ月足のMACDは2018年一月でピークアウトしており、やはり長期の下降局面に入りつつあると思われる。FT,DAXもほぼトピックスを同様な形で、上海はもっとひどく、月足も雲のはるか下だが、遅行線が雲とぶつかっており、このあたりで抵抗を受けている形。
世界景気の現状を示すと思われるWTIも、月足で見ても10月にピークを打って急速に下降、転換線、基準線、雲の下限を大きく割り、遅行線も日々線を下抜けて、2017年6月の安値に面合わせの水準になっている。CRB商品指数月足はもともと雲の下にあったが、5月にピークを打って基準線、転換線を下抜け、遅行線も日々線を割って下降、やはり2018年の6月の安値と面合わせとなっている。ここを抜けるとさらに下落しそうだ。
これを見る限り、2016年以来の株のトランプラリーは終焉し、実体経済の方も、下降局面に入りつつあると言わねばならない。2019年は底を探る展開が想定されるが、どこかで底打ちになるかもしれない。