TOPIX +10 @1,654
日経平均 +225円 @22,177円
米中首脳会談が12月1日に開催される見通しとなり、米中貿易摩擦を巡る何らかの合意に達するかもしれないとう期待が高まり、株式相場を押し上げた。今週及び来週は3月、9月期決算企業の配当支払いがあるので、配当の一部を再投資する動きもあり、それが株価を下支えしている。値嵩株の上昇が目立ち、ファーストリテイリング1銘柄だけで日経平均を約70円押し上げた。日経平均は9月13~26日の8日続伸以来、約2ヶ月ぶりに4日連続で上げた。
日経平均の日足チャートを見ると、10月2日高値と11月8日戻り高値を結んだ下降トレンドラインを上抜けた。10日移動平均線は上向きに変わり、25日移動平均線も下向きから横向きくらいに変わってきた。2点底のフォーメーションも完成しており、予想PERが12倍台前半まで下げたことを考慮すると、これで底固めはできたようだ。しかし、だからと言ってぐいぐい上昇するとは限らず、このまま横ばいが続くことも十分ありうる。
33業種中19業種が上げた。上昇率トップ5は、サービス(1位)、機械(2位)、医薬品(3位)、情報・通信(4位)、電気機器(5位)となった。