日経平均、予想PERは12倍台前半⇒下値を売り叩くのは難しい

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅安となった(DJIA -395.78 @25,017.44, NASDAQ -219.40 @7,028.48)。ドル円為替レート112円台半ばの前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が734に対して、下落銘柄数は1,294となった。騰落レシオは90.88%。東証1部の売買代金は2兆3369億円。

TOPIX -12 @1,626
日経平均 -238円 @21,538円

米国株式相場が大幅下落し、上海などアジア株の株価指数が軒並み下げたことを嫌気して、値嵩株や電子部品株を中心に売りが優勢となった。iPhoneの販売鈍化懸念からアップル株が大きく下落したため、TDK、アルプス、村田製作所などアップルに部品を供給する関連株が売られた。

日産自動車のカルロス・ゴーン会長の逮捕は「日産固有の問題」として受け止められ、日本の株式市場全体に対する悪影響はなかった。

日経平均の日足を見ると、11月13日の安値を割り込んでおらず、且つ、「十字線」で終えた。米国株の大幅安に引きずられて下げたが、明確な下げ渋りを示している。予想PERは12倍台前半であり、下値を売り叩くのは難しいだろう。

33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、その他製品(1位)、石油・石炭製品(2位)、鉱業(3位)、サービス(4位)、電気機器(5位)となった。

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