2018.11.09
「練習で勝てる奴が、本番で勝てるとは限らない。だが、練習で勝てない奴が、本番では勝てない」
と、とあるスポーツ記者が、酒の席で、ぽろっと言ったんだよね。
あっちのトレードは、おもいっくそ、これにあたる。
あっちは、おまえ相当ヒマだろう? って程度にはバーチャルトレードをやってる。
はっきりとわかるのは、練習ほど本番では勝てないってことと、練習で、何も考えなくてもエントリーできるルールにまで自分のなかに落とし込んでいないと、本番では躊躇したり不安になったりする確率がドカ上がりして、飛ぶ奴に限ってスルーしてしまい、勝ち額の平均値がダダ下がりするってことだ。
トレードをやっていると、あとからみたら、ここは入るだろうってポイントでも、その時には見えてないとか、何らかの条件が重なって入れなかったとか、色々でてくる。
常日頃から練習やってっと、割と、雑念にやられずに、入るべき所で入れる。
なんかもう、体でトレどるって感じだ。
器用な奴はいいのだ。器用に相場にのっていけるんだから。
あっちみたいに、アタマかたいですぅ、器用さの持ち合わせがねぇですぅってタイプは、器用さで勝負することができない。
器用さがなければ、練習量でカバーするしか無いし、器用さが無くても、練習量でカバーできる。
で、いっつも思うのだ。
トレードってやつは、練習で勝てるところまでもってこれたら、本番でも勝てるって。
同じルールで千回程度バーチャルをやってみりゃ、かなりイイ線いった勝率がでる。そっからちょこっと少なめにみておけば、マジでイイ線いった勝率が出る。
勝率とリスクリワード比率が出せたら、ルールとして使えるのか、使えないのなら、何かもう一つ二つ条件を足してみたら使えるようにならないか、またバーチャルかけりゃいいのだ。
イイ線っていうのは、実践でもその数値近辺の数値が出る、実践で参考にできる数字ってことだ。
バーチャルやるってことは、かなりの量のチャートを見るってことだ。
少々のアーパー程度では、一日一時間一年やって、何も見つからないってことはない。たいてい何かしら、自分にとっての重大な発見がある。
あっちは、この、「自分にとっての重大な発見」っていうやつに、導かれてトレードってるのだ。
英会話を勉強している人がよく、ある日突然、スコーンと聞き取れるようになるって言う。そしてまたテロテロテロテロと横に進み、またあるとき突然、スコーンと聞こえるようになるという。
たぶんそれに近い感覚だと思う。
うちの師匠は言っている
「才能より、労力。労力より、玉」
「労力より玉」を使いこなすのは、経験が必用だったし時期も重要だ。損切りができない段階でコレをやったって死ぬだけだ。その点、才能より労力は、たった今、この瞬間から使える。
あっちは、すぐに使えるもんが好きですだ。