10月26日の日経平均は21184.60(-84.13)。日足は5日、25日、75日、200日線の下にあり、転換線、基準線、雲のはるか下、遅行線も転換線の下、基準線の下、雲の下、ローソク足の下。パラボリックは下向き、ボリンジャージャーは広がっており、マイナス2σの下、モメンタムはマイナス深く MACDもマイナス圏を下降、DMIはマイナスが優勢でADXは拡大。フィボナッチは76.4%押しの水準。
日経平均週足も一目均衡表は転換線の下、基準線の下、雲の下、遅行線は転換線の下、基準線の下、雲の上限とぶつかったところで止まっている。ボリンジャーバンドは広がっている、-2σの外側。パラボリックは下降、モメンタムはマイナス圏を下降、MACDはマイナス深く、DMIはマイナスが優勢でADXは拡大。フィボナッチは直近高値から76.4%押しの水準。
日足、週足とも完全に下降基調であり、日足が下値のめどを失い、週足遅行線が雲の上限、フィボナッチが76.4%でようやくとまっているところ。ここを切れば年初来安値を窺う展開となるであろう。月足では転換線をきってきており、基準線へと向かうところ。
TOPIXは日経平均よりさらに深刻で、日足は5日線、25日線、75日線、200日線の下。一目均衡表は転換線、基準線、雲の下、遅行線は転換線、基準線、雲の下、ローソク足の下。ボリンジャーバンドは、広がっていて-2σの外側。パラボリックは下降、モメンタムはマイナス、MACDはマイナス、DMIはマイナスが優勢でADXは拡大。フィボナッチは年初来安値を更新。
TOPIX週足では、週足一目均衡表は転換線、基準線、雲の下、遅行線は転換線、基準線、雲の下、ローソク足の下。ボリンジャーバンドは、広がっていて-2σの外側。パラボリックは下降、モメンタムはマイナス、MACDはマイナスを急降下、DMIはマイナスが優勢でADXは拡大。フィボナッチは安値を更新。
TOPIXは日足週足とも下値のめどを失った形となっており、月足基準線の攻防となっている。これを切ると長期でも下降基調となる可能性がある。
NYダウはどうか。NYダウ日足は5日線の下、25日線の下、75日線の下、200日線の下。一目均衡表は転換線の下、基準線の下、雲の下、遅行線は転換線の下、基準線の下、雲の中、ローソク足の下。パラボリックは下向き、ボリンジャーバンドは、広がっている-σの外側、モメンタムはマイナスだが反発、MACDはマイナス、DMIはマイナスが優勢でADXは拡大。フィボナッチは直近高値から61.8%押しを切ってしまった水準。
NYダウ週足一目均衡表は転換線の下、基準線の下、雲の上、遅行線は転換線の上、基準線の上でぶつかるところ、雲の上、ローソク足の上。ボリンジャーバンドは、広がっている-σの外側、モメンタムはマイナス、MACDはプラスだがピークアウトしてシグナルを下抜け、DMIはマイナスが優勢でADXは拡大。フィボナッチは直近高値から61.8% 押しの水準でぴたりととまっている。
株式市場は、ついに中期的な下降局面に入ったように思われる。日経平均が一時年初来高値を更新したことで、上昇相場が続くことを予想した評論家が多かったが、見事に外れた格好だ。TOPIXが、日経平均とは違って高値をとれずにいたことをよく考えるべきだった。日経平均とTOPIXの乖離は、チャート上ではだれの目にも明らかなものとなっている。日経平均は株式市場全体の動きをあらわさず、人為的に持ち上げられているような印象だ。日経平均は月足では転換線を割り込んだ水準にとどまっているが、TOPIXは月足でも基準線を割るか割わらないかという正念場に来ている。NYダウも、中期的に下降局面入りするかどうか、瀬戸際に来ている。
アメリカ経済の足元はなお好調に見えるが、金利上昇は、住宅販売や新車販売に影をおとしつつあるようにもみえる。金利の上昇は、世界的なマネーのアメリカへの還流をもたらし、それが当面、アメリカの債券市場と株式市場をささえている形になっているのだろう。しかし金利の上昇があるレベルを超えたところで、実態経済をクールダウンし、株式市場からの資金の撤退が起こり、株式バルブも崩れるだろう。ゼロ金利というとんでもない政策によって生じた史上空前の過剰流動性が正常な範囲に縮小してゆくには時間がかかるかもしれないが、方向性は動かないであろう。